まず最初に、併願優遇って何の制度?
私が、昨年の夏に初めて聞いた言葉でした。子供が中学2年生だった事もあり自分で調べたところ東京都独自の制度でした。今日は、併願優遇について考えて行きましょう!
例えれば、A(都立高校)さんという女性が、大好きで告白したいのですが、Bさん(私立高校)という女性も同じくらい大好きで先にBさんへ「Aさんに告白してダメだったらお付き合いしてくれますか?」と伝える方法が、併願優遇と言う制度なのです。
東京都で実施される私立高校の併願優遇の制度とは?
第一志望の公立高校に落ちたら必ず入学すると言う約束となります。
- 併願優遇をもらったら他の私立高校へ入学する事は出来ません。
- 基本、他の私立高校は、第3希望以降でもOKでないと受験出来ません。
- 私立高校を3校以上受験する場合は、一般受験のみとなります。
- 高校によっては、確約とならない場合もあります。
この確約では無いのは、加点方式などがあります。一定の点数を取らないと不合格となります。
東京都における私立高校の受験方法は、何があるのでしょうか?
- 一般入試(付属高校は、これのみの受験となります。)
- 併願優遇(受験する私立高校の内申基準に達している場合。)
- 単願推薦(受験する私立高校の内申基準に達している場合。)
☆一般入試で受験する。
付属高校の様に併願優遇が無い場合と内申基準点に達していない受験生がこれにあたります。
他の入試と違い、合格判定の点数を一発勝負で取らないといけない為、厳しい受験となります。
受験日は、2月10日以降で大体、次の日に合否発表が行われます。
☆単願推薦で受験する。
受験日は、ほぼ1月22日頃に実施されます。
受験内容は、小論文・調査書・面接(個人orグループ)となります。(高校で違いはあり)
高校の推薦内申基準点に達している事が大前提となります。
☆併願優遇で受験する。
受験日は、一般入試と同じ日程となります。(特別な権利を有しています。)
事前に高校の先生と相談会の際に「確約」をもらっている場合も試験は受けます。
高校の併願優遇内申基準点の達していないと一般での受験となります。
生徒から中学校への流れとしましては、担任の先生へ併願優遇での受験を行う話を行う。
中学校の担任の先生が、12月15、16日に私立高校へ相談に赴き併願優遇での受験となる。
2月10日以降で試験を受けて合格となる(一般よりも遥かに合格し易くなります。)
最後にあくまで東京都での受験方法となります。併願優遇について良く理解している人は、中学校の先生でも塾の先生でも少ないのも事実としてあります。よく「確約」と言う言葉を聞きますが、グレーゾーンの話となりますので3者相談会の時点で「確実に合格です」の話が高校の先生から頂けるとは限りませんので、先生との話し合いの中で大丈夫そうか否かの話をして下さい。
今日も最後まで読んで下さりありがとうございました。